光と影の誘惑/貫井徳郎/集英社文庫2006/02/03

すっかりハマりました、貫井徳郎(笑)。

四つの短編集です。 誘拐された子供の代償は身代金ではなく、更なる誘拐であった「長く孤独な誘拐」。動物園のペンギン舎の前で死んでいた男は、他殺なのか自殺なのか? 「二十四羽の目撃者」。競馬場で知り合った男が持ちかけたのは現金輸送車を襲うこと。準備は万全だったのだが…「光と影の誘惑」。癌で逝った母の秘密は、父と、自分を含めた家族の秘密だった「我が母の教えたまいし歌」。

たった四つの短編でこれだけの幅を示せるのはスゴイと思いますよ。どれがどれとは言えませんが、バカミスあり、叙述トリックあり、どんでん返しあり…。まだまだ行きますよ(笑)。

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