容疑者Xの献身/東野圭吾/文藝春秋2006/06/07

 遅ればせながら読んでみました。殺人を犯してしまった母子を精緻な計画でかばおうとする高校数学教師の動機は、私には納得できました。巷間では、その辺りに批判があったようですが。もちろん殺人事件自体のトリックについても私はOKです。

 ただ賞を獲れるだけのものだったかと問われると、諸手を挙げて賛成はできません。これが他の著者(特に新人)が著したものならばいいのですが、これだけ実績のある現在の著者であるなら物足りないような気がします。もちろん、一素人読者のワガママであることは理解していますが。

コメント

_ 冷やしあめ ― 2006年06月19日 10時35分47秒

そういうような内容だったのかあ・・・
読んでみたいと思ってました♪

_ 岩田 ― 2006年06月19日 23時18分53秒

冷やしあめさん

私のコメントなど気にせず、是非読んでください。
よければ、また感想を聞かせてください。

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_ 男を磨く旅 - 2007年02月23日 06時13分24秒

   「容疑者Xの献身」東野圭吾著、読んでみました。「東野圭吾」著、10作目。図書館で随分前に予約したのがようやく順番になりました。「直木賞受賞作」だったんですね。本の帯は的外れで売る為に煽情的なのが多いんだけど「運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。」はこの作品を端的に表現していると思う。高校教師であり天才数学者の「石神」は、普通の弁当やで働く少し魅力的な子持ちの「靖子」に惹かれている。その靖子親娘がやくざな前夫「富樫」の理不尽さに耐え切れず富樫を殺してしまう。その犯罪を知った石神は「理論的思考」 を駆使して靖子親娘を助ける為に、同窓の「草薙刑事」と天才物理学者「湯川助教授」の追求と戦っていく。湯川助教授はとても魅力的なキャラクターでしたが、なるほど、知りませんでしたが ガリレオ”シリーズと言うのが有るんですね。石神と湯川のやり取りはお互いのリスペクトが感じられ気持ちいい。靖子に好意を寄せる「工藤」に関するエピソードで尾行したり、脅迫文をだしたり、石神のストーカー的嫉妬の暗いやな側面を見せておいて、最後にそれが石神の「理論的思考」と「献身」による行動であることが判明し読者をうならせる点はいつもながら見事だった。靖子親娘を助ける為にただアリバイ工作をするだけではなく、もう一つの「****」を犯してしまうのはもう少し石神と靖子の深いエピソードが無いと無理があるような気がした。最後の湯川助教授の靖子に対する行動はいろいろ考えさせる点が多かった。ラストの“うおううおううおう――獣の方向のような叫び声を彼はあげた。絶望と混乱の入り混じった悲鳴でもあった”のくだりはさえない中年で無骨でまじめでストイックな性格である石神の靖子に対する極めて「純」な、そして限りなく深い「愛」の感情の爆発だったような気がする。素晴らしい作品でした。

_ 本を読もう - 2007年03月22日 08時23分34秒

東野作品は20作くらい読みましたけど、自分にはこれが最高傑作です。
若干突っ込み所はありつつも見事な叙述トリック、そして石神の純粋すぎる愛と湯川の優しさを描いたストーリー、どちらも大満足でした。
結末は賛否両論ですけど、自分はこれでよかったと思います。
最後の石神の叫びには悲しさだけじゃなく、喜びも含まれてるような気がします。
ちなみにこれから読まれる方は先に「探偵ガリレオ」「予知夢」を読

_ ご本といえばblog - 2010年02月13日 17時47分07秒

東野圭吾著 「容疑者xの献身」を読む。
このフレーズにシビれた。
 ごめんなさい。申し訳ありませんでした。あたしたちのために……あたしたちなんかのために……

[巷の評判]ミステリー処 【love knot】 では,
「実は私、トリックについてはうすうす気付いていました。そ...