十二年目の映像/帚木蓬生/新潮文庫2005/11/16

学生運動の末期、東大時計台の攻防を内部から撮影したフィルムがあった。それを入手したテレビ局員は、生放送中の調整室を占拠し、フィルムを流す…。

うーん、正直言って、それがどうしたのかって感じです。そのフィルムをドラマのリアリティを上げるために入手しようとしたスタッフや、学生運動の残党連中がそれを横取りしようとする思惑など、私には少しもピンと来ませんでした。体験者しか解らない事柄というのは確かにあるのでしょうけど、それらを書き連ねられてもなあ…。

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