赤ひげ診療譚/山本周五郎/新潮文庫2005/06/30

今さらながら読みました(笑)。私が言うのもおこがましいけれど、時間に耐え抜いた作品はやはり面白い。長崎遊学から帰り、幕府の御典医を目指す主人公がその意に反して小石川療養所勤務となります。ここは貧しい人々に治療を治療を施す場所。待遇に反発する主人公は、しかし次第に医長の「赤ひげ」の考え方や言動に惹かれていく。 私は読後、これを青春小説であると感じました。不満や反発を持ちながらも自ら進む道を見つけていくのは、まさに成長の物語です。