現代牧師列伝-治癒と希望の物語/新井登美子/教文館 ― 2006/07/17

一流企業の元エンジニア、バイクマニア、人気ミュージシャン、同性愛者、仏教の研究者…。彼がなぜ牧師になったのか。辿ってきた道をインタビューで明らかにする。
読後、私は一抹の安心感を得ました。
多分に先入観なのですが、牧師というイメージには「清廉潔白」「高貴」等々、私のような人間からはほど遠い存在というものがありました。そのイメージは、人々との溝を大きくするという点において、伝道を根底にする教会にとっては必ずしもメリットではないと思っていました。
しかし本書において明らかにされるのは、牧師たちも私たちと同じように感情や葛藤、懊悩を抱えて走り続ける「一人の人間」であることです。私の感じた「安心」とは、まさにその点にあります。帯に「牧師だって人間だ」とあります。その一言が本書の内容を物語っていると感じました。
邪推ですが、おそらく今後、キリスト者からの反応は大きなものになるでしょう。著者の勇気に感服します。
コメント
_ reinny ― 2006年10月15日 21時43分50秒
_ 岩田 ― 2006年10月15日 23時21分42秒
reinny様
コメントをありがとうございます。あまりの偶然に驚いています。
この本を読み、私は牧師という人々への考え方が少々変わりました。
そういった意味でも、大きな衝撃であったと感じます。
またそちらへもお邪魔します。
ありがとうございました。
コメントをありがとうございます。あまりの偶然に驚いています。
この本を読み、私は牧師という人々への考え方が少々変わりました。
そういった意味でも、大きな衝撃であったと感じます。
またそちらへもお邪魔します。
ありがとうございました。
本当にお会いしてるかもしれませんね!
私もこの本を読み、いろいろ考えるところはありました。
賛否両論、私の一人の中でさえいろいろな考えもありますが、新井さんの試みは斬新で勇気あるものだということは私も同感です。
私のURLは、ご訪問いただいたブログのものとは違うものになりますが、今後の主流はこちらになりますので、気が向いた時にでもお立ち寄りください。
長々コメント失礼致しました。それでは。