そして粛清の扉を/黒武洋/新潮文庫 ― 2006/06/18

卒業式前日、教師が生徒を人質に取り教室に籠城した。冴えなかった中年女性教師は生徒達の悪行を調べ上げていて、卓越した戦闘能力で「処分」していく。その能力は周辺を囲んだ警察をも凌駕し、刻一刻と教師が決めたリミットが近付いてくる。彼女の動機は? 目的は?
最後の数ページまで物語は転々とし、驚かされます。そういった意味では優れたエンタテイメントです。
この小説にカタルシスを感じることは自由です。ですが、そのカタルシスの源をあなたの心の中に探る作業は必要でしょう。
そういった意味で強くオススメします。読んだ方の感想を聞きたいものです。
コメント
_ なぞの円盤 ― 2006年07月25日 12時27分09秒
バトルロワイアルよりも是非この作品を映画化して欲しいもので、主人公は‘もたいまさこ’でやってもらいた。
_ 岩田 ― 2006年07月25日 22時35分08秒
なぞの円盤さん>
『もたいまさこ』かあ…。オレはちょっとイメージが違うなあ。
じゃあ誰? と聞かれると難しいけども。
『もたいまさこ』かあ…。オレはちょっとイメージが違うなあ。
じゃあ誰? と聞かれると難しいけども。