ダイポールアンテナ2008/05/11

 大容量安定化電源の問題は片付いていない。まあ、安いのを買ってしまえば解決なんだけど、先立つものが無くて…。

 そんなワケで、HFはひとまず先送りして、50MHzに出ようと考えた。最初は車に積みっぱなしのモービルホイップにラジアルを共締めして固定から出ようとしたのだが、ネットを徘徊していると、シュペルトップバランというものを知った。

 ダイポールアンテナは不平衡アンテナだが同軸ケーブルは平衡。その両者を繋ぐものとしてバランが必要なのだ。市販品もあるけれど、自作がしたい。でも普通のバランは結構構造が複雑。しかし、シュペルトップバランは同軸の絶縁外皮に別の同軸から撮った外皮(網線部分)を1/4λ長被せるだけというものだ。

 こんな簡単なものなら自作できるかも、ということで挑戦してみた。エレメントは1.5mのロッドアンテナ2本。給電部はタッパウェアに納めることで防水。シュペルトップバランは中心周波数が50.2MHzならば1/4λとして1.4m。使う同軸5D-2Vの短縮率を0.67を掛けて、ジャスト1m。

 工作時間は約3時間。先ほど庭に仮設してSWRを計ってみた。チューナーを使わずに1.05。これには驚いた。しかも53.5MHzまで1.2以内なのである。

 仮設で、しかも地上高がないにもかかわらず千葉はもとより、東京、神奈川が聞こえ、ちょうど発生していたEスポにより、福岡や鹿児島が聞こえていた。しっかり高さを上げれば、そこそこに使えるのではないかと思う。

 実は正直に言うと、水平系のアンテナを使うのは初めてなのだ。今シーズンが非常に楽しみである。