移動運用の課題二点2019/09/16

ハムフェアも終り、久しぶりに予定の無い週末だったので移動運用に行ってきました。先週の台風15号で受けた拙宅の被害は「自転車カバーが飛ばされる」「無線用アンテナが破壊される」だけの軽微なものでした。ご心配をいただき、ありがとうございました。
 
ただ、南部を中心とした地域では停電や断水が今も続いており、災害が継続中です。実は拙宅から川一本向こうの地域でも、まだ停電が続いています。ですので、何か出来ることはあるだろうと移動運用のついでにウロウロしてきました。それは割愛。
 
///
  
先週、移動運用に新しいバッテリーを購入しました(画像左)。NBCクリエーションという会社から出ているリチウムバッテリーです。出力14.5V(レギュレーターで送信時は13.8V)、容量は153Whです。計算上はSSB/CWの50Wで6時間の運用が可能との触れ込みです。
 
さて、どんなもんかとテストしてきました。CWオンリーですが、FT-857の50Wで2〜3時間は行けました。25~30Wであれば、もう少しQRVできるでしょう。これで45,800円なら安いです。満充電に要する時間も5時間半ほどでした。
 
何と言っても940gと軽いです。これなら徒歩や自転車でも50W運用が可能になるかと思います。オススメです。
 
///
 
さて、課題もう一件。大進無線で購入したワイヤー用バランを使って3.5/1.9MHzを運用すると、チューンしたはずなのに、しばらくするとSWRが上がってしまうと言う現象が続いていました。5Wくらいに落とせば問題はありませんが、このバンドで5Wはキツイ。エレメントが細いのか、カウンターポイズが少ないのかなどといろいろやってみましたが、解決しませんでした。
 
そうした中、昨日の運用でバランの接続金具を忘れてしまいました。バラン本体にはエレメント側とアース側のネジがあり、それぞれにワイヤーを接続するのですが、毎回は面倒なので、アース側には「ワニ口クリップ」を噛ませて、そこにカウンターポイズを繋げていました。その「ワニ口クリップ」を忘れてきたので、仕方なく圧着端子に太いケーブルをかしめ、それをバランのアース側に付け、カウンターポイズ用のワイヤーを接続しました。
 
すると、3.5/1.9MHzの送信中にSWRが上昇することが無くなりました。50W出しても現象は発生しません。どうやら、バランのアース側に付けた「ワニ口クリップ」では低い周波数では容量が不足していたようです。横着するにしても、キッチリとしなければ行けません。これで、今後はローバンドでも出力を出すことが出来るようになり、一安心です。

コメント

トラックバック