1.9MHzアンテナ始末2017/11/21

 
 移動運用で1.9MHzにオンエアできたので自宅でも…と考えたのが二週間ほど前。15cm長で直径50mmの塩ビパイプにビニル線を100ターンしたコイルを、0mhの給電部に取り付け、そこから真上に6m、斜めに7m引き下げたエレメント、という構成のアンテナを庭に設営しました。
 
 ここまでカットアンドトライしていますが割愛。結果的に卓上型ATUを使って1.9~50MHzまでSWRは落ちています。しかし、1.9MHz以外の信号に、どうにも力強さがなく、呼んでもコールバックがありません。
 
 このアンテナは1.9MHz専用とし、新たに7MHzに使えるフルサイズダイポールを設営しました。7MHzはもちろん、50MHzまでなんとか使えそうです。
 
 3.5MHzは、1.9MHz専用としたアンテナのコイル部分をジャンパーしてビニル線を接続したところ、これがビンゴ。ATUを使わなくても実用範囲内です。コイルを使用すると飛ばないけども、ショートカットすると実用可となるのは驚きでした。エレメントは長ければよいってものではないですね。
 
 1.9MHzを運用した感想は「パワーがないと厳しい」「QSBがハンパない」の二点です。拙宅の状況でストレスのないQSOをしようと思うと、私の免許上限である50Wではとても足りません。耳の良い局だと20W前後でもコールバックがありますが、599で入感している局の半分ほどは、こちらが50Wで呼んでも、QRZ?すら返ってきません。
 
 またQSBが深いです。短い周期と長いものが複合したようなQSBもあり、谷底だと全く聴こえなくなります。これはやっかいです。まあ、ほぼ「中波」ですから、このような伝播であると想像はしていましたが、これほどとは。でも、そのような伝播だからこそ面白いのであって、アンテナの工夫のし甲斐があると考えています。海岸沿いだと5Wでも飛びますしね(笑)。
 
 1.9MHzは面白いです。