砂の器/松本清張/新潮文庫2008/08/06

大昔に見た映画より物語は入り組んでいて。でも小説のほうが叙情的でない分、リアルだったりする。 ★★★★

コメント

_ 小川 ― 2008年08月11日 00時36分31秒

原作と映画がともに色あせない傑作という稀有な例。差別されながら流浪の旅を続ける親子、這い上がってつかみかけた夢を守ろうとして罪を犯す男…。(加藤剛と“死後の世界”を知る前の丹波哲郎、好演でしたね。)
「つくっては壊す砂の器のように人の幸せははかない」 そうなんですか?、岩田さん。 蒲田駅近くの横丁の間口の狭いトリスバーでハイボールを飲みながら語り合いたい、そんな気分です。

_ 岩田 ― 2008年08月12日 12時31分29秒

私も「砂の器」の意味を考えていました。守らないと簡単に崩れてしまうが、かと言って何かを入れても崩れてしまう…なあんて考えたんですが。

映画の方は、加藤嘉が非常に印象に残っています。

_ 小川 ― 2010年02月09日 23時12分58秒

加藤嘉、群を抜いて光ってますね。今リマスター版を観てあらためて思いました。駅のホームでの別れの場面、涙です。
達者な役者たち(除く島田陽子 あ、ファンだったらスミマセン)の中で、見事な存在感。さすがです。
(以前の記事にコメントしていいのかな、て思いましたが、感動を伝えたくて。)

_ 岩田 ― 2010年02月17日 00時02分58秒

小川さん>
返事が遅くなってしまいました。
リマスター版が出ているのですね。少し食指が動きます…。
出てましたっけ、島田陽子(笑)。

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