雫井脩介/火の粉/幻冬社文庫2006/09/02

元裁判官の隣家に、以前無罪判決を下した男が引っ越してきた。如才なく近づいてきた男は裁判官の家族に取り入り、うち解けていくが、次第に不可解な事件が起こりはじめる。

どんでん返しのような驚きはありませんでしたが、滅入るような怖さがありました。そして「こういうヤツっていそうだな」とも。

しかし、「元」といえども、裁判官は裁判所以外では無能なんですか?