QRPとかQRPpとか。2016/09/22


 ここ最近、QRP運用にハマっています。普段の移動運用をFT-817NDにしてからというもの、5Wで充分じゃないかと考えるようになりました。固定で使っているFT-897を移動運用に使う時はケーブルやら何やらを外すのが一仕事、バッテリーもデカイので大変面倒だったのですが、817だと気軽に持っていけるというのがキッカケだったのですが(笑)。
 
 こんなにQSOできるのであれば自宅でもQRPをやってみようかと7MHzのCWでオンエアを始めたところ、パイルだと少し厳しい場面があるものの、通常のQSOには差し支えありません。ならばということで、出力を5W(FT-817の最高出力)から2.5Wに落としてみましたが、これでもなんとか応答があります。その後1W、そして0.5Wまで落としてみました。さすがにそれくらいになるとなかなか応答はありませんが、耳の良い局が呼んでくれます。

 さてQRPで遊んでいると、バッテリーをもっと小さくできないかと思いはじめました。それまでは安定化電源を使っていましたが、これを「電池」に置き換えました。
 
 通常の電池ではもったいないので、Ni-MH(ニッケル水素充電池、「エネループ」ってヤツです)を使用します。この電池は一本1.2Vなので、817を駆動、しかも5WでもQRVしたい…と考え、12本を1ユニットにしようとしました。しかし、単三電池が12本セットできる電池ボックスがありません。仕方がないので、単三6本用ボックスを二つ組み合わせて12本用にしました。画像がそのボックスです。

 6本用を二つ用意し、背面を両面テープで接着します。ボックスのプラス端子から出ている赤コードをもう一方のボックスの黒コードに繋げます。何も繋がっていないそれぞれのボックスの赤コードと黒コードは、FT-817用外部電源コードのプラスとマイナスそれぞれのコードに接続します。計算上はこれで14.4Vのバッテリの出来上がりです(実際に満充電のエネループを装着すると16.0Vくらいになりますが無問題です)。一度に12本のエネループを使用するので、アマゾンブランドのNi-MHも購入しました。エネループ用充電器も使えます。
 
 これでCQを出し始めると、30分くらいは5Wをキープします。その後2.5Wを40〜60分。1Wと0.5Wでそれぞれ1時間弱くらいオンエア可能です。「海岸ゲリラ運用」ならこれで十分です(笑)。ただ、817のディスプレイに16.0Vと表示されていても、送信が始まると14.0Vとの間を行ったり来たりしていて、すこし変動が激しいなと感じます。これは電池ボックスの電池接触部分(安いボックスなので柔らかそうなバネ)が影響してるのかなと想像してます。もう少しカッチリとしたものにした方が良いかもしれません。

 まだまだ課題はありますが、CQを出している方が楽しいので、解決は後回しです(笑)。もしQRPを付加したコールが聴こえていたら、ぜひ呼んでください。どこまで飛んでいるかを知りたいのでよろしくお願いします。ちなみに、アンテナはフルサイズのダイポール、出力は2.5Wか1Wです。移動運用でのQRPも、ほぼ同様のことが多いです。

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