芸者論/岩下尚史/雄山閣2012/09/19

 「芸者」と私たちが呼んでいるものは「芸者」にあらず。一読して、それを痛感させられます。芸者、芸子、娼妓、吉原、新橋、女芸者等々、その違いを指摘し、「日本人と神事」の視点から芸者の成り立ちを俯瞰します。

 粋人、通人独特の厭味、かつ、くどい表現が散りばめられていますが、それを抜きにしても面白く、知的好奇心すら覚えます。オススメです。

コメント

トラックバック