ATUでマルチバンド2011/10/10

 新しいクルマでも「ATU+ワイヤ」でマルチバンドに出られるように調整してみました。

 以前のクルマよりもボディが小さいため、同じようなシステム(ATU+6.5m釣竿ワイヤ+ボディアース)では全くチューンが取れません。そのため、今回は根本から変えることにしました。

 二時間ほどの格闘の結果、

◆7m釣竿を後輪タイヤホイールに縛り付ける
◆ATUを車体下に置く(地面直置き)
◆ATUから釣竿最下部へワイヤを這わせ(30cm)、そのまま釣竿トップまで伸ばす
◆釣竿トップから車体前部へワイヤを伸ばす
◆ナイロンロープを前ナンバーに縛り付ける
◆ナイロンロープの一方と釣竿先端から伸ばしたワイヤを結ぶ
◆結び目はフロントガラスの真上くらい
◆アースは5mを4本、クルマを囲うように巡らせる

 これでワイヤ長が11.5mとなり、7〜29MHzまでチューンが取れ、7MHzでは3エリアから、18/21MHzではそれぞれ1エリアと6エリアの方とQSO出来ました。十分実用になるかと感じています。

 欲を言えば、私がQRVしたことのない3.5/3.8MHzも出られればと思っていますが、まだまだ長さが不足しているようです。

 このアンテナを展開しても占有面積はクルマと同じなので、ロングワイヤやダイポールよりも設営に気兼ねが不要かもしれません。残る問題は、環境が変わった場合の再現性ですが、これも追々試していくつもりです。