神のふたつの貌/貫井徳郎/文春文庫2006/04/15

 牧師の家庭に生まれた早乙女少年はカエルの手足を潰し、痛みを想像した。彼には痛覚が無かったのだ。母や、その後の妻も男性と共にふしだらとも思える死を迎え、少年も自ら殺人に手を染める。全ては「救い」と神への問いかけであったが、神は沈黙したままであった。

 うーん、なんだかなあ。著者独特の倒述には驚くのですが、いかんせん「神」だもんなあ。困ったなあ。

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